弊社顧問による『高ストレス者の選定と相談対応における産業看護職の役割』が「産業保健と看護」誌(2016 Vol.8 No.1)MCメディカ出版に掲載されました。
弊社顧問による『高ストレス者の選定と相談対応における産業看護職の役割』が「産業保健と看護」誌(2016 Vol.8 No.1)MCメディカ出版にて掲載されました。
ストレスチェックの義務化に伴い、ストレスチェックの長所と短所や、自己チェックの意義、ストレスチェックをきっかけとした気づき、働くうえでの気づきについてまとめられています。
ストレスチェックをきっかけとした気づき3要点
- ストレス状態を起こしたストレッサー(ストレス要因)とは何か、その程度はどのくらいかに気づく。
- なぜそれがストレッサーとなったのか。その背景となる自分の姿勢や信念を振り返る。たとえば、仕事に固執した価値観をもっているために昇進や実績、同僚との競争などにこだわりが強いと気づく。
- ストレッサーに対して適切に対処できているか見直し、より適切な対処法に気づく。
働くうえでの気づき
- 職場につくす事で職場から受容されようとする事は、無意識の依存である。権威的な保護的空間に包まれると安心するが、この根底には、「ひとりでいることへの恐れ」が潜んでいる。
- 上司や同僚、知人からの賞賛のみから自己評価を得ている。自分で納得することができない。内心は常にむなしく、満たされた気持ちになれない。
- 保守性が強く、組織の秩序を安定させようと努めるのは、飛躍や転換に弱いことの裏返しである。社会のめまぐるしい変化に追いつけない。
- 些細な危機に直面した場合でも、過去の経験則に頼る。新しい企画をする場合には、従来の経験とのあいだに連続性や恒常性があることに最も配慮する。
- 義理や人情を大切にし、対人関係でのいざこざを避けようとするため、個性的な人間関係を成り立たせることが上手ではない。
- 価値観が多様化し、無秩序で権威の存在が不明確な社会では、勤勉、服従、献身などの努力が社会や人のために役立っているという実感が持ちにくく、職場での自分の存在価値に不安を感じる。
- 職場での社交性が高いが、家庭では自己中心的で支配的な態度をとってしまう。
弊社顧問による『高ストレス者の選定と相談対応における産業看護職の役割』が「産業保健と看護」誌(2016 Vol.8 No.1)MCメディカ出版にて掲載されました。